キリギリス型社会福祉論 [社会保障]
あのね、健康だったらどうにかなるから、大丈夫よ。
長女が赤ちゃんのときからお世話になりっぱなしのお婆ちゃんが、久しぶりに電話をくれて、その時に言われたアドバイスです。学校から帰ってくると、そのまま上がり込んだり、親が不在だと上がり込んだり、外遊びしてると出てきて見守ってくれていたお婆ちゃんも、夫を見送ってからしばらくすると、実家のある雪国へと引っ越していきました。きっと、古里の山を見ながら暮らしたかったのだと思います。
その、お婆ちゃんが、お金はどうにかできるわよ。そんな心配するよりしっかり食べて、元気に暮らしなさいと言ってくれました。
そう言えば、5人家族になろうかと迷っていたとき、子育て支援の運動をしている先輩方も同じことを言ってました。昔は大家族でそれが不確実性に満ちた人生を歩んでいくとき心の拠だったけれど、核家族になったたいま、「な~に、どうにかなるわよ」と思わせてくれるのは社会福祉の力だと思います。
そう思うと、だからキリギリス型の人生なんだと、自分勝手に納得したりもするわけです。
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