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子育て、じつは親だけが取り残されている [社会で子育てしよう]

ということで、社会から取り残されていたことに気づいてしまいました。子育てをしているなか、ネットもあるし、たくさんの情報を見比べながら最善の選択をしていると自認している父さん、母さんよ。じつは、締め切り直前のライターさんみたく余裕をなくしてジタバタと慌てふためているのは親だけだたっという話です。

PTAや父母会の活動に参入して分かったことは、地域で親だけが孤立してる危機的な状況です。

町会では、現役を退いた爺さん婆さんたちが活躍しています。その活動で、子どもがらみのことはたくさんあって、例えば登下校時の安全見守り活動もありますね。彼らが活動拠点にしている公民館が子どもたちの遊び場という町会も多いようです。そうすると、子どもたちと爺さん婆さんがしっかり顔見知りです。

学校の先生たちは自分たちがこの街にとってはよそ者だと分かっているから、町会の人たちと積極的に関わろうとします。お祭りでは一緒に御輿を担いだり、年末には餅つきを一緒にしたりとね。それに町会はイベントで学校施設を使うことが多いので、爺さん婆さんと先生たちも顔見知りです。

ところで子どもは地域で育っていきます。親が地元のことに関心がなくても、学校や公園で友だちの和が広がっていくし、登下校の時間も含めて、子どもたちは地元で過ごしています。それに学校内に子どもを囲い込むことで子どもたちの主体的な活動が阻害されたり、ストレスをため込みやすいことから児童発達においてハイリスクではないかという指摘があります。そのため放課後は学校外ですごせる居場所が必要だと言われています。そうなると地元の存在感が増しますね。

その地域ですっぽりと抜け落ちているのが『The親』です。子どもを中心とした学校や地元の人たちの輪に親だけが入っていません。町会長は誰だか知らないし、民生委員さんのことも分かりません。学校では、最近は連絡網すら用意できないところもあって、そうすると保護者同士のつながりもかなり脆弱です。

そういったこと、自分には関係ないし。

そう考える親はいっぱいいます。しかし、じつは孤育てになっていて、もしものときの援助がスムーズに受けられない超ハイリスク子育てをしているのではないかと、焦ってきました。

福祉のことをしているから余計に気になるのです。暮らしが順調のときは何事もないからいいけれど、ひとたび何かが起きれば、この平穏な暮らしはもろくも崩れ去ります。

失業、疾病、離婚、交通事故、、、、

学級崩壊、いじめ、学業不振、引きこもり、恋愛トラブル、子どもの物損事故トラブル、、、

崩壊のきっかけはいくらでもあります。

児童虐待の報道が度々あるけれど、そうしたとき孤育てが原因で最悪の事態に発展しているケースが目立ちます。

子どものことが心配だと、親たちはつぶやくけれど、PTA活動とかで見えてきた子どもたちの様子から、彼らは地元でしたたかに暮らしていることを知って、しかもそうした暮らしから親だけがすっぽりと抜け落ちていることに気がついて、大いに焦りました。

待機児童とか、子どもの居場所がないと言われてるけれど、じつは地元で居場所を持っていないのは親たちだったのです。子どもの育ちで、親だけが仲間はずれ状態にようなもの。これはやばいと思います。


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