社会保障の教育 [社会保障]
子どもたちが将来、自立した大人として自分らしい生き方を実現するためには、自ら考え、判断する力を身につけ、社会の中で自分の役割を果たしていくことが必要です。
社会保障の学習と言うと、年金や医療など個別の制度の学習を思い浮かべられるかも知れませんが、少子高齢化の進行や地域・家族の変容、経済の低迷など社会経済情勢が大きく変化している昨今、個別の制度論よりも先に、そもそも社会保障制度がよって立つ社会のあり方を考えることが大切ではないでしょうか。
社会保障という仕組みを共通項として、身近な地域社会の中での一人ひとりの役割、助け合い、連帯といったことから、行政や国の機能・役割まで、自ら主体的に考えるきっかけとすることができます。こうした学習を広く展開することは、子どもたちの成長にとって大きなプラスになるものと考えています。
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これは厚生労働省が子どもたちに伝えようとしてる「社会保障の意義」です。細々と「社会保障の教育推進に関する検討会」が学校向けの社会保障教材づくりなどをしています。ここでの議論内容や教材のできについて、ダメだししたいところがあるけれど、冒頭の文章はぜひ伝えたい。
とくに「自分らしい生き方を実現するためには、自ら考え、判断する力を身につけ、社会の中で自分の役割を果たしていくことが必要です」と言い切ってるあたり、いいじゃない。社会保障こそが社会のあり方なのだから、社会保障という共通言語をもって、社会なかで自分の役割を果たすのだよ。
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