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虐待から救えるのは、地域で暮らしているあなたです!! [社会で子育てしよう]

この3歳児虐待事件だが、きつい言い方をすると地域の見殺しです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201601/CK2016011302000187.html

ワイドショーの取材に「ひどい泣き声だった」とコメントしている大勢の住民、あなたたちが殺したようなものだと思います。私は知っていたと、恥じることなく平然とコメントできる神経にゾッとしました。

両親は健全な成育環境になかったようですが、そこに原因を求めてはいけません。それは身体障がい者に、歩けない貴方が悪いのだ言うようなものです。

子どもを育ててる責任は保護者にあるけれど、その保護者が健全な子育てをすることを含めて子どもの健やかな育ちについて地域が責任を負っています。それが子育ての社会化です。

それを否定する親学などのファンタジーな子育てに憧れる人たちもいるようですが、子どもが社会のゆりかごで育っていくことは揺るぎない事実です。福祉の恩恵に実感がもいてなくても、みんなが肩寄せ合いながらかろうじて暮らしているのが人間社会です。

私たちはそうした社会の一員としての責任を負っています。けれどもこの虐待を見ていた住民は、自分事とは思わずスルーしてきました。

子どもの虐待だけではなくて、子育てしている大人、要介護者、介護している人、生活保護自給者、失業者、精神疾病……、そういったあらゆる生活困難をほうてっはおけないおせっかいな社会が救うのです。肩寄せ合って暮らすとは、そういうことだと思います。

そして自分が気づいたとき判断して行動できる大人になれるよう、子どもたちには良質な教養を育んでほしいものです。

道徳の授業では、情緒的な思いを膨らませるのではんく、ある社会の困難に直面したとき自身を持って判断行動するための倫理的な行動規範を学んでほしいと思います。それは文科省のいじめの定義のような、科学的根拠の乏しいものではなく、論理的に判断できるようなものであることが必要です。しかしエピソード重視の教育はここが弱点なんだよな。


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