安倍政権を諦められないジレンマ [ソーシャルワーク]
浦和高校に「分断社会」解消の答えがあった!
誰もが受益者になれる制度設計が必要だ
http://toyokeizai.net/articles/-/113788
社会福祉のレポートが書けそうな、そういう時代に生きているな。自分がティーンエイジャーのころは、南北問題と東西冷戦がそれだったけれど、今は自分の暮らしている社会の足下が時代のフロントライン。子どもたちには、そういう面白がりかたをしてほしいな。すごい時代にいると思うけれど、どうだろうね。
(抜粋)
この社会にとって幼稚園や保育園での教育が重要なのは明らかです。すべての子どもが、充実した就学前教育を受けられるようにすること。それが徹底されれば、中長期的には日本の経済成長にとって、つまりは、あらゆる人たちにとってプラスになることが指摘されています。ただ、残念なことに、子育ての終わった世代や、子どものいないカップルがこうした政策に乗り気じゃない。本当はみんなの利益になるのに。また、幼稚園・保育園を教育の場ではなく、単なる一時預かり所のように誤解している親も少なくありません。
小さな政府が、最初に何を削ぎ落すかというと、福祉・教育・文化の領域です。つまり、政府の機能が警察と外交、軍事に特化していく。夜警国家ですね。そうなると、暴力装置としての国家がむき出しになって、官僚の体質も暴力的になっていく。
民主党政権が誕生したとき、多くの人は期待感をもって、この政権を見ていました。ところがその期待は裏切られてしまった。そのうえ、安倍政権にも裏切られてしまったら、もう後はない、と多くの人が感じているはずです。そういう自分を直視したくないから、安倍政権を信じ続ける。自分のみじめな姿を見たくないわけですね。
本当の自由とは何でしょう。少なくとも、自分の生き方を自分で決められない社会は、自由な社会とは言えないですよね。新自由主義による小さな政府では、人間は自由に生きられない。人間の生活の基礎的ニーズをちゃんと保障し、誰もが自分の生き方を決められる社会は実現できるのか。徹底的に考えたいと思っています。
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