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死亡事故が多いのは認可外保育所と中学校 [取材の雑ネタ]

保育所の職員配置数を減らしたり、無資格スタッフを雇用しやすくしたいという話が就労支援のほうから出ているけれど、危なっかしい話で心配されています。

そうしたなか昨年1年間に保育施設で14人が死亡してるとの報道がありました。

●保育施設や幼稚園 子どもの事故 去年14人死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160419/k10010487741000.html

乳児のうつぶせ寝が原因だと記事には書かれているけれど、それだけが死亡原因では亡いと思いますが、死亡ケースの発生場所で、認可外保育施設10人、認可保育所2人というアンバランスは、死亡事故の発生因子に施設と職員という環境が強く影響していることを示していますね。

子どもの事故はセンセーショナルな報道が多いけれど、じつは正確な統計値が存在します。それは独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付状況です。小中高のほぼ100%、保育所は約85%が加入している共済で、子どもたちの治療費や死亡時の見舞金が支払われています。授業中、保育中の事故は必ずこの共済から給付されるので、とても正確な事故件数とその内訳がわかります。

●災害共済給付の給付状況等について
http://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/tabid/80/Default.aspx

これを見ていくと、中学校の事故発生率だけが10%以上なっており、部活動の安全管理ができていないぞということも分かっちゃいます。

先生たちは「子どもたちの安全第一に……」とすぐ口にしますが、そういった情緒的な思いは安全を保障することとまったくつながっていません。どういったリスクが子どもたちの生活のは潜んでいるのか、こういった客観的データにもとづいて対策していくことが肝心なので、保護者であれば一度は読んでおくといいレポートだと思いますし、安全管理の意識が低い職員がいたら、「貴方が思っている以上に深刻です」と事実を突きつけながら今後のことを話したいですね。


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