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児童相談所に通告しといたから、と言われて喜ぶ親はいない [取材の雑ネタ]

言葉がきつなぁ。これでは、誰もが躊躇するし、本人も何かの罰を受けるような印象ですね。

北海道の児童遭難事件で、道警が置き去りにした保護者を児童虐待防止法で児童相談所に通告したという記事を読んで、言葉としてはまったく正しいわけですが、通告という言葉の重たい印象が気になりました。

「これからのフォローは児童相談所に引き継ぎ、児童と保護者を見守っていく」

これなら、だいぶ印象が和らぐのではないでしょうか。それに記事としても事実と読後の印象がだいぶ近づいてきました。それが通告だとまるで「保護者を児童虐待防止法における心理的虐待の容疑で送検した」っていうのと同じきつさです。

虐待らいしいという気付いたとき、その事実を確認することなく、発見した人は児童相談所に通告しなければなりません。けれども、親は「知り合いが匿名で密告した」とショックを受けます。通告する方も、友だちとの関係を気にして躊躇します。

それは通告という言葉のイメージから、親子分離を目的としている機関という誤解も生じています。虐待防止法いしても、子どもと、それから保護者を支援するための法律です。親の味方なんです。

それなのに誤ったイメージから、児童のリスクが見過ごされているようで心配。

そう考えると、一般メディアでは「通告」を他の言葉に言い換えたほうが記事化する意味があるだろうな。

児童相談所はおそらく、児童と保護者の心のケアをしていくのだと思います。これだけ大騒ぎになったのだから、以前どおりの暮らしに戻るにはそばらくかかるでしょう。そのストレスから守るような援助が必要で、そこを児童相談所が学校などと連携しながら支援していくことが期待されます。


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