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お金にだらしない人は、何をしてもダメですね [仕事雑感]

長く仕事をしていると色々な方と出会います。単純なやつなので、取材相手の情熱に感染して、頭をカッカさせてしまうような青臭いことも、よくありますね。

ところが後味の悪い結果になることもあるわけです。

最悪なのは、やっぱりお金がらみ。取引先の倒産や破産というバッドエンドも時々あります。

そこまでいかなくて、お金にまつわるトラブルは残念感120%だなぁ。

そもそも、出版業界はお金にだらしないところがありまして、見積もりも取らずに仕事が始まったり、契約書なしも恒常化しています。古株さんたちのなかには、お金の話をするのはタブーだという考えすらありました。

いわゆる丼勘定なわけで、会計業務が苦手なのをいいことに、そこに甘えていたころがありました。

お金のことを話さなければ、ザックリとした合意=口約束で仕事をすることになるから気軽な面はあります。けれども、その一方で仕事に対する責任が曖昧になったり、期待するクオリティの基準がボケてしまったり、コンセプトワークも中途半端になるなど、チームで仕事をしていったときの悪い面がでてきます。

雑誌編集長にすべてが一任されていて、雑誌=編集長というカリスマ的な仕事のやり方もあるけれど、スタイルが多様になった今の時代にそれがどこまで通用するか、ちょっと疑問です。

そうしたとき大事なのがお金です。どういったコンセプトで何をつくり、どういったレスポンスを期待するのか? そのメディアコンセプトというか仕様は予算に整理することができます。

そして仕事の成果は収支に現れます。儲かったのか、それとも赤字なのか。それは収支に期待する一部分で、そのことよりも当初のコンセプトや個々の仕事はチームのメンバーと約束どおりに履行されたのか、そのクオリティは充分なのか、そうした成果はすべて収支に現れます。

ですから、予算管理と収支をきっちりすることは大事。それも、いろいろな価値感がいきかうチームでの仕事では、何をするのかの根拠として予算は大事。そのことを意識するようになったら、物事がスムーズに動き出しました。

その一方で、会計担当がお金にだらしないと、その活動は誰にも伝わらないガッカリな結果になってしまいます。仕事内容が自分勝手に変更されたり、約束が履行されないようなことにもつながります。

お金にだらしないと、どんなに立派なことを言っていようとも、ダメですね。

それは仕事だけでなく、PTAやボランティア活動ではなおさらのこと。お金目当てではない「思い」で参加している人たちの集団なので、それを束ねるルールとして予算と収支管理は大事だと思います。面倒だなと思っていたけれど、この歳になってようやく気づいた困ったさんでした。(自戒を込めて……)


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